塗装をしたあと、「塗料が少し余ってしまったけど、どうやって保管すればいい?」と困ったことはありませんか?
塗料は適切に保管することで、次回の補修や塗り直しなどに活用できる場合があります。
ただし、保管方法を間違えると、塗料が固まったり、品質が変化したりすることがあります。
今回は、余った塗料を保管するときのポイントや、再び使用するときの注意点について解説します。
◎余った塗料はそのまま放置しない
塗装後に余った塗料は、缶を開けたまま放置せず、できるだけ早く密閉しましょう。
塗料は空気に触れることで、表面が乾燥したり、固まりやすくなったりします。
使用後は缶のフタをしっかり閉め、塗料に異物やゴミが入らないように注意しましょう。
◎保管場所は「直射日光・高温・低温」を避ける
塗料を保管するときは、直射日光が当たる場所や、極端に暑い・寒い場所は避けましょう。
特に屋外や車内などは、季節によって温度が大きく変化するため、保管場所として適していない場合があります。
基本的には、製品の表示やメーカーの指定する保管条件に従って保管することが大切です。
◎缶をしっかり密閉する
余った塗料を保管するときは、容器のフタがしっかり閉まっているか確認しましょう。
フタがきちんと閉まっていないと、塗料の乾燥や品質変化につながることがあります。
また、缶のフチに塗料が付着している場合は、フタが完全に閉まらないことがあります。
使用後は缶のフチをきれいにしてから、しっかりとフタを閉めるようにしましょう。
◎塗料の種類によって保管方法は異なる
塗料には、水性塗料や溶剤系塗料など、さまざまな種類があります。
同じ塗料でも製品によって保管条件や使用期限などが異なるため、メーカーが発行している製品情報や注意事項を確認することが重要です。
特に2液型塗料の場合、主剤と硬化剤を混ぜた後は使用できる時間(可使時間)が決められている製品があります。
一度混合した塗料は、未混合の状態と同じように保管できるとは限りません。
「余ったから缶に戻しておけば大丈夫」と自己判断せず、製品の仕様を確認しましょう。
◎再び使用するときは状態を確認
保管していた塗料を再使用する場合は、まず塗料の状態を確認しましょう。
以下のような変化がある場合は注意が必要です。
- 塗料が固まっている
- 異物が混ざっている
- 分離している
- 強い異臭がする
- 色や状態に明らかな変化がある
見た目に問題がないように見えても、長期間保管した塗料は製品の使用期限や保管条件を確認してから使用しましょう。
◎使用前には十分に撹拌する
塗料は保管中に成分が沈降したり、分離したりすることがあります。
そのため、再使用するときは製品の使用方法に従って、十分に撹拌してから使用しましょう。
ただし、塗料によって適切な撹拌方法が異なる場合があるため、メーカーの仕様を確認することが大切です。
◎別の容器に移し替える場合は注意
余った塗料を別の容器に移して保管したくなることもありますが、製品によっては容器との相性などに注意が必要です。
また、元の缶から移し替えることで、製品名や色、ロットなどの情報が分からなくなる可能性があります。
できるだけ元の容器で保管し、ラベルなどの情報を残しておくと安心です。
◎2液型塗料は特に注意
2液型塗料は、主剤と硬化剤を混ぜて使用するタイプです。
混合後は化学反応が進むため、製品ごとに定められた可使時間内に使用する必要があります。
そのため、必要以上に塗料を混ぜてしまうと、余った分を後日使用できない場合があります。
2液型塗料を使用するときは、一度に使用する量を考えて必要な分だけ混合することがポイントです。
◎余った塗料を捨てる場合
もう使用しない塗料や、劣化して使用できなくなった塗料は、一般のゴミとして簡単に捨てられるとは限りません。
処分方法は、塗料の種類や自治体のルールによって異なります。
廃棄する場合は、自治体の分別・廃棄ルールを確認するか、専門の廃棄業者へ相談しましょう。
塗料を排水口や側溝などに流すのは避けてください。
◎まとめ
余った塗料を次回の補修などに使用するためには、正しく保管することが大切です。
ポイントをまとめると、
- 使用後は容器をしっかり密閉する
- 直射日光や極端な高温・低温を避ける
- メーカー指定の保管条件を確認する
- 2液型塗料は混合後の可使時間に注意する
- 再使用前に塗料の状態を確認する
- 使用期限や製品情報を確認する
- 廃棄するときは自治体などのルールに従う
塗料は種類や製品によって、保管方法や使用できる期間が異なります。
「また使うかもしれない」と思って保管する場合は、製品ラベルやメーカーの仕様を確認したうえで、適切な環境で保管しましょう。
当店では、外壁用・屋根用・鉄部用・床用など、さまざまな塗料を取り扱っています。
塗料選びで迷った場合は、用途や塗装する素材を確認して、適した製品を選びましょう。



